先週アイルランドに "mini-heatwaveがやって来ている" と書きましたが、 どうやらminiでは無くなって来ているようです。 連日の高気温と雨の不足...。 「晴れ」に備えていないアイルランドは、 さっそく水不足に悩まされています。 まだ生活に直接の影響はありませんが 庭への散水や洗車、プール遊びは辞めてくださーい とニュースでも呼びかけがあります。
さて、そんな中暑さにへこたれ気味だった私ですが 運動のため自宅から歩いて、美術館に行ってきました。 フェニックスパークの近くにひっそりと佇む、モダンアートの美術館。 暑さや現実の疲れがすーっとひいていくような、素敵な空間でした。
特に写真のカフェは地下にあって、北極のお家?みたいなイメージで、本当に素敵。 見かけによらず、食べ物も飲み物も充実していました。 なぜかお客さんはまばらどころか、がらがらでしたが...。(こんなに素敵なのに) 近くにミュージアムショップがあるので、そこで本を買って このカフェで半日過ごしたりするのも良いなあ...と妄想が広がります。
実は大学生時代、美術館でバイトしていたことがあるぐらい 私は美術館という空間が好きです。 癒されます。 そういえば、アイルランドではほぼ全ての美術館が入場無料なので 日本人には嬉しいポイントかも。
しかし肝心の展示はというと、なんとメインの展示室がすべて改装中...。 今秋にはリニューアルオープンする予定らしいけれど、 きっとアイリッシュタイムでもっと遅れるんだろうな...。 というわけで、唯一営業中という 美術館の敷地内にあって、さらにひっそりと佇む 小さな建物の期間限定の展示を見てきました。 "cloud illusions i recall" (訳:私が思いだす雲の幻影?) というテーマでしたが、広い室内にばーんと茶色のソファだけ置かれていたり ぼそぼそと聞き取れない女性の独り言?がスピーカーから流れていたり かなり前衛的で、正直私にはちんぷんかんぷん...
でもそこで出会ったCerish Wyn Evansという人の写真集の中の言葉 "Thoughts unsaid, now forgotten..." (訳:語られなかった思想は、忘れられてしまう...) これは気に入ったので、メモして帰って来ました。 日本好きの方のようで、 日本の写真がいっぱい見れたことも嬉しかったです。 大分県の湯布院の広告を、ものすごく格好良い角度で撮っていたり (笑) 言葉が分からないこそ、外国人だからこその視点があるなあ。と ここで外国人として存在している自分を励ましてみたり、してきました。
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