小さい頃から骨董屋さんを冷やかすのが好きでした。 何を買うわけでもありませんが、明治や昭和のセンスに直に触れられる (博物館と違って、文字通り触れるのが面白い) 骨董屋さんにいると、いつも時間を忘れます。 時間の捉え方が数十年単位になるため、現世の1分や2分にあくせくすることが 意味の無いことに感じてしまうのかもしれません。
ダブリンにも、意外とアンティークショップが多いです。
大体がのんびりとした個人経営で 主人が店内で堂々とアイリッシュブレックファスト(!)を食べていたりします。 シティセンターでも、少し路地を曲がると店の規模が途端に小さくなって 魅力的なアンティークショップや、店内がぼこぼことした洞窟みたいなパブに遭遇します。
特にルートを決めずに、1日ダブリンでアンティークショップ巡りも面白いかもしれませんね。 DART(ダブリンの電車)に乗って、"Blackrock"駅で降りれば 毎週マーケットが開かれていて、そこでも骨董に出会えます。 骨董好きで無い方からすれば、ただの薄汚れたテディベアだったり 壊れかけた椅子、ボロボロの古書、使用済みのポストカードに過ぎないのですが...。 ちなみに写真の猫は、ダブリン南部ラスマインズにある骨董屋さんで見つけました。 毎日、ガラス越しに道行く人々を睥睨しています。 よく分からない中華風?のパターンを施されていますね。 とても気になっていたので、思わず写真を撮りました。
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