foggy (2012/12/21) |
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霧の日ってどんな感じかというと
どどん こんな感じです。
どうでしょう?
視界、悪いですよね。 閉塞感、漂ってますよね。
すみません。 ネガティブな表現ばかり押し付けてしまって...。 良く言えば、神秘的? ちなみに、写真は9時前のもの。
人によって色々だとは思いますが、私の場合くもりや雨や霧の日が続くと、かんたんに憂鬱になります。 こんなにどんより暗いお天気の中、毎日コーヒー片手に早歩きで学校へ行ったり会社へ行ったりするアイルランド人が 大変たくましく見えるこの頃。
アイルランドの人たちは耐性があるようで、平気な顔をしています。 日本人はつらいものの、我慢強いので顔には出さず、頑張ります。 スペイン人は露骨に不機嫌さを顔に出し、空を呪います。 「太陽が無い!」
その通り。
私もここへ来て、しばらく住んでみると 太陽がいかに大切かが体で分かりました。 アイルランドへの愛で何とかなると思っていましたが、暗くなってしまう気分はどうにも止められません(笑) 大切なのは、「気分が優れなくてOK」という心構え。
天気が悪いってどういうことなのか。 朝(8時頃)起きても日の光がカケラも無く真っ暗です。 8時半を過ぎると思い出したようにゆっくりと太陽が昇り始め... くもった空を見せてくれます(笑) そして、くもり空に一瞬日が差し、またくもり、ついでに雨が降ったりして 4時半にはまた暗くなる毎日。
サマータイム(夏)には夜9時頃まで明るいのを知っていても、一体この日々がいつ終わるのか、今は想像すら難しい。 アイルランドにとって、夏は冬を耐え忍んだ分のご褒美のように思う。 もちろん、悪いことばかりでなくて こんなお天気だと内省的になれるし 長い夜を読書や映画にあてたり ゆっくりお料理したりもなかなか味わい深いし 学費がお安くなる語学学校もあったりで 要は太陽が無い中で、工夫した者勝ちということみたいです。
北アイルランドの最も天気の悪い地域に留学していた友達は 冬のあいだ毎日図書館にこもって勉強していたそう。 (ちなみにこの後、IELTSでびっくりするほどの高得点をとりました)
アイルランド人のジョークがひねっていて皮肉っぽいのも、お天気のせいじゃないかという気がする。 すこーんと明るいストレートなジョークは、燦燦とした太陽のある国にしか似合わない。(カリフォルニアとか?) 私は太陽が無いとどんどん気分が暗いほうへ行ってしまって 放っておくと家どころかソファから動かないので ブラックコーヒーを朝から大量に飲みメラメラさせて、なんとか自分を動かす日々です。
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